ナノケアを2台並べてサーモカメラで撮り比べたピチエコ(YouTubeでも紹介中)です。
小型のナノケア EH-NB70と、定番のナノケア EH-NA0Kを比べた時、気になるのは風量が半分で乾くかだと思います。
使い比べると、数字の小さいNB70は風が集まって根元に届き、熱さも強く感じました。
根元を狙って乾かし、途中で風量を変えるならNB70。
熱さが苦手で、スイッチを入れてすぐ乾かすならNA0Kです。
風の当たり方や熱さだけでなく、ボタンの位置やしまい方でも、2台の得意な場面は違いました。
ナノケア EH-NB70はピチエコチャンネルでも紹介しています。
風量が半分のEH-NB70は風が集まって根元に届き、EH-NA0Kは広く散る

風量の数字だけを見ると、NB70は0.8㎥/分で、NA0Kの1.6㎥/分のちょうど半分です。
それでもメーカーは、NB70の速乾性能をNA0Kの約1.2倍としています。
数字を比べただけでは、どちらが早く乾くのかは比較できないです。
| 商品名 | EH-NB70 | EH-NA0K |
|---|---|---|
| 価格 | 40,590円 | 34,650円 |
| 発売 | 2026年11月 | 2025年9月 |
| 重さ | 約565g | 約550g |
| サイズ(高さ×幅×奥行) | 217×96×77mm | 221×148×74mm |
| 風量(強風時) | 0.8㎥/分 | 1.6㎥/分 |
| 温風温度(HOT) | 約80℃ | 約95℃ |
| 速乾(メーカーの説明) | 約1.2倍(EH-NA0K比) | ― |
| 付属ノズル | セットノズル | ナイトキャップノズル、根元速乾ノズル、セットノズル |
| 吸込口カバー | 外せる | 外れない |
| カラー | シアーベージュ、アンバーブラック、ミスティローズ、ウォームホワイト(直販限定) | チャコールブラック、さくらピンク、ミストグレー、ウォームホワイト(直販限定) |
※価格は、パナソニック公式のオンラインストア価格(2026年11月3日時点)です。どちらもオープン価格で、店や時期によって変わります。
NA0Kは前のモデルのEH-NA0Jと性能が同じで、違うのは付属のノズルだけです。
かき分けても上から当てても、根元まで風が届いた

NB70は、小さい分、乾かす力は少し落ちるだろうと思っていました。
ところがスイッチを入れると、風がまっすぐ勢いよく吹きつけてきたんです。
NA0Jと並べて動かすと、NA0Jの風は広がるのに、NB70の風は散りません。
手ぐしで髪をかき分けたときも、上から当てたときも、根元まで風が届きやすかったです。
風が斜めに広がらず、髪や地肌に当たってから広がっていく感じでした。

風が分散する感覚が少ないこともあってか、NA0Jより早く乾くように感じました。
直線的に見えて、サーモカメラでは広範囲を乾かせていた

NA0Kも、吹き出し口はコンパクトです。
使っていると、まっすぐ吹いているように感じる場面もありました。
ところがサーモカメラで見ると、風は思ったより散っていたんです。
NB70と並べて撮ると、違いがはっきり出ました。

NB70(左側)は、風が当たったところが丸く狭くまとまります。
NA0K(右側)は、同じように当てても広く散りました。
根元を乾かしたいときは、NA0Kに根元速乾ノズルを付けると、もっと強い風で乾かせます。
熱をしっかり感じたいときも、このノズルを付けていました。
約80℃のEH-NB70は熱が集まり、約95℃のEH-NA0Kは熱すぎない

温風の温度は、NB70が約80℃、NA0Kが約95℃です。
15℃も違うので、熱いのはNA0Kのほうだと思いますよね。
ただ、使ってみると、熱さの感じ方は数字と逆でした。
ヘッドが短く距離をとりやすかった

NB70は、風が一点に集まる分、熱く感じやすいです。
ただ、少し離せば済むので、気になりませんでした。
ヘッドが短いので、後ろ髪や耳のまわりを乾かすときも、髪との距離を保ちやすいです。
近づきすぎて熱いと感じたことはほとんどありませんでした。
風がまっすぐ届くので、少し離しても風が無駄になる感じも少なかったです。
音や熱さ、髪の暴れ方に合わせて、気兼ねなく距離を変えられました。
95℃でも思った以上に熱すぎなかった
NA0Kは、95℃という数字から熱いだろうと思っていました。
実際は、風が分散するためか、熱すぎない温度で乾かせます。

熱さが気にならないので、テレビやスマホを見ながらでも扱いやすかったです。
スイッチを入れてすぐ使うならEH-NA0K、途中で切り替えるならEH-NB70

乾かす力とは別に、毎日の手間で差が出たのはボタンの位置です。
ONにすればすぐ乾かせるが、左手では切り替えにくかった

NA0Kの起動スイッチは、ONとOFFだけです。
ONにすれば、すぐにホットの強で乾かし始められます。
使い始めるまでの手間が少ないのは、想像以上に使いやすいです。
一方で、風量とモードのボタンは本体の側面にあります。
右手で持つ分には、まだ押しやすい位置でしたが、左手で持ってみると、右手に持ち替えないと切り替えはほぼできません。
右手で使うときも、切り替えるたびに起動スイッチから指を動かす必要があります。
ボタンを見ずに切り替えられたが、起動の長押しに戸惑った

NB70は、ボタンがグリップ側に集まっていて、くぼんだ形になっています。
持つついでに電源を入れられて、切り替えもボタンを見ずに操作できました。
- 上のボタン:電源
- 真ん中のボタン:風量
- 下のボタン:モード
風量が真ん中にあるので、見なくても押せて、風量をこまめに変えやすかったです。
切り替えが楽になった分、仕上げのコールドやスキンモードを使う回数が、NA0Jのころより増えました。

気になったのは起動です。
電源を入れるときだけ長押しが必要で、スイッチ式より一手間かかります。
ただ、長押しといっても、1秒もかからない程度です。
切り替えと停止は、1回押すだけで済みます。
それでも、長押しとボタンの並びの両方に慣れるまで、少し時間がかかりました。
持った流れでそのまま押すようにすると、起動を待つストレスはなかったです。
棚に直置きや持ち出しならEH-NB70、フックに吊るすならEH-NA0K

サイズで違うのは、高さよりも幅です。
高さはほとんど変わりませんが、幅はNB70が96mm、NA0Kが148mmで、5cm以上違います。
体積は、NB70のほうがNA0Kより約35%小さくなっています。
棚に直置きでき、カバンにも入れて持ち出せた

NB70は、洗面所の棚にそのまま置いても場所を取りませんでした。
カバンに入れて持ち出すときも、かさばりません。
吸込口のカバーはマグネットで付いていて、簡単に外せます。

ほこりに気づいたときに、その場でさっと掃除できました。
つり輪が大きく、フックに掛けてしまえた

NA0Kは、NB70よりつり輪の穴が大きく、丸い形をしています。
フックに掛けやすく、1kgまで掛けられるネオジム磁石のフックに吊るして保管できました。
棚に置いたときも、グリップ部分がつかみやすい形です。
フィルターは外れない作りで、外したり付け直したりする手間がそもそもありません。

掃除は表面を拭くだけで済みます。
ただ、本体の上の部分が少し大きいので、置き場所の大きさは先に測っておくと安心です。
ノズルを試したいならEH-NA0K。スキンモードで涼む使い方はどちらでもできる

モードは2台とも同じで、温冷リズム、毛先集中ケア、スカルプ、スキンの4つです。
違いが出たのは、付属のノズルでした。
ノズルを付け替えて好みの風を探せたのはEH-NA0K

NA0Kには、ナイトキャップノズル、根元速乾ノズル、セットノズルの3つが付いています。
シンプルな形なのに、ノズルやモードを替えながら好みの風を探していく楽しみもありました。
ただ、ナイトキャップノズルの違いは、正直あまり分かりませんでした。

パナソニックは、翌朝の寝ぐせを抑えるノズルとしています。
ただ、これを目当てにNA0Jから買い替えるほどではない、というのが使ってみた印象です。
NB70に付くのは、セットノズル1つだけです。

付けると狙った場所をコンパクトに乾かせますが、風が熱く感じるようになります。
HOTの強で1分ほど使うと、ノズル自体が触って「アツッ」となるほど熱くなりました。
外すときはやけどしないように注意しましょう。
風呂上がりは、スキンモードで涼みながらケア

ドライヤーのあとは、扇風機で涼むのがこれまでの定番でした。
スキンモードなら、涼みながら肌や髪のケアができます。
NA0KでもNA0Jでも、扇風機の出番が減りました。
NB70は、風がまっすぐ当たるからか、スキンモードの風がNA0Jより涼しく感じました。
ドライヤーのあとやスキンケアのあとに、涼みながら使いやすかったです。
NB70では、乾かす前にコールドで涼むこともありました。
スカルプモードより、距離の調整で足りた

2台とも子どもの髪にも使いました。
スカルプモードなどの切り替えは便利です。
それでも結局は、ドライヤーを近づけたり離したりするだけで、温度は十分に調整できました。
NA0Kでも、スカルプモードや温冷リズムが要ると感じる場面は、あまりありませんでした。
根元をしっかり乾かしたい人や、子どもの髪を乾かすときには使い道がありそうです。
風の当たり方は違っても、仕上がりはどちらもしっとり寄り

風の当たり方も熱さも違う2台ですが、乾かしたあとの髪の手触りは近いものでした。
高浸透ナノイーの発生位置は、NB70が中央、NA0Kは下付近と違いはあるものの、高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンの仕組み自体は同じです。
NB70のように風をまっすぐ強く当てるドライヤーは、サラサラに仕上がるものだと思っていました。
ところがNB70で乾かした直後は、髪の中間がふっくらしていたんです。
中間から毛先にかけては、しっとりに近い手触りでした。
NA0Kで乾かしたあとも、髪はしっとりして、まとまっています。
どちらも海外では使えず、折りたためない。買う前に確かめたい3点
- 海外では使えません。
2台とも、海外での使用に対応していません。
NB70を小ささで選んで旅行に持っていっても、海外の滞在先では使えないので注意してください。 - 2台とも折りたためません。
持ち運ぶときは、そのままの形でカバンに入れることになります。
その分、使うたびに開いたり閉じたりする手間がなく、本体もコンパクトです。 - 動作音の気になり方が違います。
NB70はNA0Jと比べてやや高い音がして、特に電源を入れたときに感じました。
風がまとまって出る分、耳のまわりではボーボーという音も大きく聞こえます。
自分は気になりませんでしたが、好みは分かれそうです。
NA0Kは、起動時の音が最初は気になったものの、使ううちに慣れました。
弱と中(スキンモードを含む)では、カラカラという音がします。
音に敏感な人は、店頭で鳴らして確かめると安心です。
まとめ:風量の数字ではなく、操作と置き場所で選ぶ

EH-NB70とEH-NA0Kは、風量や温度の数字でどちらが上か決まる2台ではありません。
選ぶポイントは、乾かしながらの操作と、ドライヤーを置く場所です。
| 商品名 | EH-NB70 | EH-NA0K |
|---|---|---|
| 向いている人 | 根元や地肌が乾きにくい人。棚に直置きしたい人、持ち出す場面がある人 | ドライヤーの熱さが苦手な人。スイッチを入れたらすぐ乾かしたい人、フックに吊るしたい人 |
| 向いていない人 | 動作音の高さが気になる人。スイッチ式の即起動を好む人 | 左手でドライヤーを持つ人。乾かしながら何度も切り替えたい人 |
| どちらを選ぶか | 根元まで狙って風を届けられ、ボタンを見ずに風量やモードを変えられる | 熱すぎない風で、スイッチを入れてすぐ乾かし始められる |
迷ったら、今のドライヤーで、乾かしている途中に風量やモードを変えているかを思い出してください。
よく変えるならEH-NB70、ほとんど強のままならEH-NA0Kです。