ラムダッシュの6枚刃を2台使い比べたピチエコ(YouTubeでも紹介中)です。
持ち手のあるラムダッシュPRO(ES-L650U)と、手のひらに収まるパームインPRO(ES-P650U)は、剃り具合はほぼ同じですが、使った感覚には違いがあります。
顔全体を少ない往復で剃り、アゴ下は専用の刃で整えたいならラムダッシュPRO。
置き場所を選ばず、ながら剃りやお風呂剃りで気軽に使いたいならパームインPROです。
刃と駆動の仕様は同じなのに、持ち手があるかないかで、アゴ下の仕上げ方も、顔への当て方も、シェーバーを手に取るまでの気持ちも変わりました。
2台の違いはピチエコチャンネルでも紹介しています。
同じ6枚刃でも、持ち手があると広く、ないと垂直に当てやすい


刃と駆動の仕様は、2台ともほぼ同じです。
それでも、持ち手があるかないかとヘッドの動き方の違いで、顔への当て方が変わりました。
| 商品名 | ラムダッシュPRO(ES-L650U) | パームインPRO(ES-P650U) |
|---|---|---|
| 価格 | 46,530円 | 54,450円 |
| 発売 | 2024年9月 | 2026年9月 |
| 重量 | 約215g | 約170g(キャップを除く) |
| サイズ(高さ×幅×奥行) | 181×72×58mm | 59×72×49mm |
| 刃・駆動 | 6枚刃システム/30°鋭角ナノエッジ内刃/約14,000ストローク/分 | 同じ |
| ヘッド | 密着5Dヘッド(固定・可動切替) | 密着フロート刃機構 |
| トリマー | アゴ下トリマー刃・シャープトリマー(45°) | なし |
| パワー制御 | ラムダッシュAIナビ | ラムダッシュAI+/AIナビ |
| 防水 | IPX7 | IPX7 |
| 充電方式・充電時間 | USB Type-C/約2時間 | マグネット式ケーブルで約2時間/ワイヤレス充電台で約4時間 |
| 使用時間 | 約14日 | 約14日 |
| 付属品 | ポーチ、USBケーブル、専用オイル、掃除用ブラシ | ワイヤレス充電台、マグネット式充電ケーブル、キャリングケース |
| 替刃 | ES9610(一体型セット刃)/交換目安約1.5年/10,890円 | ES-9S62(外刃と内刃の一体型)/交換目安約1.5年/10,890円 |
| カラー | クラフトブラック | マーブルホワイト/マーブルブラック |
往復回数が減ったのは、顔全体をまとめて捉えられたから

ラムダッシュPROは、前に使っていた6枚刃のES-LS9CX(左)と比べて、顔全体を剃る往復回数が減りました。
深く剃れることよりも、広い範囲のヒゲを一度に捉えてくれる感覚のほうが大きかったです。

特定の場所だけでなく、顔全体でヒゲを捉えやすいんです。
持ち手を握ると、動くヘッドが肌に密着してくれます。

強く押し当てなくても、早く剃れました。
顔全体をさっと剃って、残った細かいところだけT字カミソリで仕上げる使い方でも、十分に価値を感じました。
持ち手がないと、一箇所に当てすぎなくなった

パームインPROは持ち手がない分、刃を肌に垂直に当てやすいです。
使っていると、同じところに当てすぎる動きが減りました。

使い捨てカミソリや5枚刃のモデルと比べると、狙ったところがしっかり剃れます。
剃ったあとのヒリヒリ感も、軽く感じました。

起動ボタンは、刃の反対側にあります。
慣れるまでは位置に違和感がありましたが、使い続けるうちにさほど気にならなくなりました。
5枚刃のモデルより重いものの、気になるほどの差ではありません。
アゴ下の剃り残しは、専用刃で整えるか6枚刃を当てるかで分かれる

電気シェーバーで最後まで残りやすいのが、アゴ下です。
2台は、このアゴ下での使い方がまったく違いました。
トリマー刃でピンポイントに整えた

ラムダッシュPROは、頬や口まわりを6枚刃でまとめて剃ると、アゴ下だけ少し残ることがありました。
そこで、本体に付いているアゴ下トリマー刃に切り替え、残ったところにだけピンポイントで当てると、手間なく整いました。

ヘッドの状態は、主に3つに切り替えられます。
- 上側:柔軟に動く可動(通常の位置)
- 真ん中:固定(ヘッドが動かない)
- 下側:トリマー刃が出る
頬と口まわりは6枚刃、アゴ下だけトリマー刃という分担で、毎回の剃り方が決まりました。
1本だけ残った毛にも、手のひらで刃を当てられた

パームインPROには、トリマー刃がありません。
そのため、ラムダッシュPROに比べるとアゴ下付近は剃りにくいかと思いました。
ただ、持ち手がない分、毛流れに逆らって当てやすく、残った1本を狙って剃りやすかったです。
持ち手のあるシェーバーは刃を当てる面が固定されるので、横向きのまま当てると、周りの肌や口に当たることがあります。
パームインPROは縦向きにも当てられます。
アゴ下や口の横の残りやすいところでも、力を入れずに、ほかの部分に当たる心配もありませんでした。
朝にまとめて剃るならラムダッシュPRO、支度しながらならパームインPRO

高さはラムダッシュPROが181mm、パームインPROが59mmで、パームインPROは3分の1ほどしかありません。この大きさの違いは、剃る時間の使い方にまで出ました。
忙しい朝は、ドライ剃りで顔全体を短時間に処理した

ラムダッシュPROは、忙しい朝にシェービング剤を使わないドライ剃りで使いました。
往復が少なく済むので、顔全体のヒゲを短時間で片付けられます。
ドライ剃りでは、使い始めにわずかなヒリつきがありましたが、使い慣れるうちに感じにくくなりました。
肌にやさしく剃るなら、ウェット剃りやジェルとの併用がおすすめです。
どこにでも置けると、剃るのに身構えなくなった

パームインPROは、見た目に生活感がまったくありません。
湿気の多い風呂場や高温になる場所を除けば、ほぼどこにでも置けました。
手の届くところにあってすぐ使えるので、「今日は髭を剃るか」と意気込む必要がなくなったんです。
片手で持ったまま、鏡やテレビを見ながら、支度をしながら剃れます。

マグネットのキャップを付けると、電気シェーバーらしさが消えます。
振っても外れないのに、外すときはスッと外せました。
付属のキャリングケースはジャストフィットで、届いた日から持ち歩けて、中で誤動作することもありません。

正直、手のひらサイズのシェーバーは、これまでサブ機として使っていました。それが6枚刃のカット性能で、メイン機として使えるようになっています。
お風呂剃りはどちらも快適。手入れの手間はパームインPROが少ない

朝の使い方は分かれましたが、お風呂で剃るときの使い勝手は2台ともよく似ていました。
どちらも防水はIPX7で、本体ごと水洗いできます。
ラムダッシュPROは、時間に余裕がある日にジェルを使ってお風呂剃りをしました。
ドライ剃りより肌あたりがやさしく感じて、使ったあとのヒリつきもほぼありませんでした。
ジェルを使っても、そのまま水洗いできるので、手入れが負担になりません。
パームインPROは、肌が温まるうえに掃除もしやすいので、お風呂剃りが中心になりました。
手が濡れると表面のツルツル感が減って、かえって滑りにくくなります。


上がったら水洗いして拭き取り、ワイヤレス充電台に置くだけです。この流れがスムーズで、家でこまめに使うようになりました。
手入れの手間には、はっきり差がありました。
パームインPROは持ち手やつなぎ目がなくフラットなので、水洗いや水拭きの手間が、持ち手付きの6枚刃(23年モデル)と比べて体感で半分以下です。
23年モデルは、持ち手の滑り止めの凹凸に白い汚れが溜まっていました。
ラムダッシュPROも持ち手まわりのつくりはほぼ同じなので、同じところに汚れが溜まりやすいと思います。
パームインPROはケーブルを共用できない。買う前に確かめたい3点


- パームインPROの充電は、マグネット式の専用端子です。
スマホなどとケーブルを共用できないので、出張や旅行では専用のケーブルを1本余分に持つことになります。
3枚刃や5枚刃のパームインはUSB-Cだったので、乗り換える人ほど戸惑うと思います。 - USB電源アダプターは、2台とも別売です。
手元にUSBの電源アダプターがないと、届いても充電できません。
メーカーの案内では、パームインPRO用の純正品(ES-RU1-01)は3,850円です。 - 全自動洗浄充電器は、2台とも付いていません。
パームインPROは、別売のパームインポッド(ES-2P01)を買えば使えます。
ラムダッシュPROのシリーズで最初から付いているものが欲しいなら、全自動洗浄充電器付きのES-L670Uになります。
5枚刃のパームインの詳細は、別のレビュー記事で紹介しています。
まとめ:同じ6枚刃は、剃り方と置き場所で選ぶ

刃と駆動の仕様はほぼ同じなので、約8,000円の差で買うのは剃る力ではなく、持ち手のない形と、ワイヤレス充電台・ケースの付属、それに手入れの手間の少なさです。
朝に顔全体をまとめて剃り、アゴ下は専用の刃で整えるならラムダッシュPRO。
洗面台や浴室の近くに置いて思い立ったときに剃りたい、出張や旅行にも持って行きたいなら、パームインPROです。
| 商品名 | ラムダッシュPRO | パームインPRO |
|---|---|---|
| 向いている人 | 朝のヒゲ剃りで往復の手間を減らしたい人。アゴ下を専用の刃で整えたい人 | ながら剃りやお風呂剃りが中心の人。置き場所や見た目、持ち運びを重視する人 |
| 向いていない人 | ヒゲが薄く、安価なシェーバーで困っていない人。アゴ下まで通常刃だけで仕上げたい人 | USB-Cでケーブルを共用したい人。最初から全自動洗浄まで込みで欲しい人 |
| どちらを選ぶか | 顔全体を短時間でまとめて剃れます | 剃るのに身構えずに済み、手に取る回数が増えます |
迷ったら、シェーバーを置きたい場所を思い浮かべてください。
見える場所に出しっぱなしにしておきたいなら、生活感のないパームインPROが合います。